2019年03月25日

第6回ブルーハーツな人たち「イチロー(シアトル・マリナーズ)」さん

今回のブルーハーツ な人たちは引退を発表したシアトル・マリナーズ「イチロー」選手です。





まず、正真正銘、日本人野球選手では、最高の成果をあげ、
前人未到の10年連続の200本安打、生涯平均打率も大きく更新されたことなど、
語りつくせないほどの実績にを出されたことと、そこに取り組む姿勢から勇気をいただいたことに
深く感謝します。


それはブルーハーツの歌を聴くように、
「イチローのメッセージ」という本を読んで、何度も踏ん張れたことを思い出します。





私の少年時代に、プロ野球は身近にありまして、特にパワフルプロ野球というゲームにハマり、
そこから中継を毎日見るようになり、また、選手の成績を見るのが好きになりました。



打率、ホームラン、打点、盗塁数、長打率、得点圏打率、捕殺率、など、挙げればもっとありますが
それぞれの選手のデータを見ては、パワプロの能力に置き換えて想像するのになぜか興奮していました。


ホームランが例えば年間27本という成績であれば、パワーギリギリA(140)で、パワーヒッターはつかないかな、など。
(やったことのない人にはわからない話で申し訳ありませんが)


イチロー選手も、私を興奮させてくれる選手の一人であり、「振り子打法」を真似したり、
その姿を印刷された下敷きを使ったりしていました。

WBC決勝、日本対韓国で、延長戦となった10回の表に決勝タイムリーを打つ場面は、今見返しても鳥肌が立ちます。





これだけ多くの感動を与えてきたイチロー選手の活躍の裏に、
「ブルーハーツ」の音楽が含まれていたようです。


まず、この本を読んでいたら、ブルーハーツのことが出てきて驚きました。





「未来は僕らの手の中」を、大事な局面に聴いたりするそうです。


このような記述も発見しました。


2005年の1月号「number」のインタビュー記事の中にも、以下の記述が。

https://number.bunshun.jp/articles/-/495

去年はね、もう「ザ・ブルーハーツ」ばっか(笑)。
やっぱり去年はそういう心境だったというのもあるかもね。
ブルーハーツは昔から大好きで、いつも車には積んでるんだけど、
去年のあの時期には自分の中にも特別にいろいろダブる想いがあって、
そればっかり聞いてたんですよ。
ブルーハーツを聴いてると妙に元気になってしまうんですよね。
好きな曲はいろいろありますけど、あの頃よく聴いてたのは、なんだったっけなぁ。
ほら、“僕らは負けるために生まれてきたわけじゃないよ”“泣くために生まれたわけじゃないよ”とか、
そういう歌詞の曲あるじゃないですか。なんて曲だったかなぁ。




ブルーハーツとイチロー。



どうでしょう、そこに眠っている熱量はすごく近いものを感じます。




イチローは野球に、ブルーハーツはロックに魂を捧げた。

宿ったものが共鳴しているのかもしれません。

「妙に元気になってしまう」っていう記述から、やっぱり内面との格闘の中で必要とされたのが
ブルーハーツだったんじゃないかと。

それは多くの人がそうであるように、イチローもその一人だったと。

後半の方の記述で、未来は僕らの手の中の曲名を思い出せないあたり、
おそらく、私の想像ですが、アルバムを車の中でひたすら再生していたから、どれがどの曲で、というよりは
アルバムで流して聞いていたんじゃないかと思いました。

私も、ブルーハーツは流石に全ての曲を覚えていますが、他のアーティストでよくそのような現象が起きます。

好きな曲はいろいろある、ということなので、メディア関係者は
是非何かのタイミングでイチローさんに聞いて欲しいな、と思います。

イチローさんの感性を読み解けるヒントにもなるはずです。



その他にも、こちらソースが不明なのですが、確実に当時は記事になっていたので、
もしご存知の方がいれば教えて欲しいのですが、
どこかの新聞地方紙に、「少年の詩」の歌詞をイチローが引用して、

「大人たちに褒められるようなバカにはなりたくない」

という言葉を胸に刻んでいる、というようなものがありました。
検索しても、出てこないのですが、たくさんの記事になっていたのを覚えています。


その他にも、新聞では以下の記述を発見しました。

(2006年9月18日付京都新聞より)
めげそうになる自分へのカンフル剤として聴くロックバンドがある。「ザ・ブルーハーツ」。3月、WBCの2次リーグで絶体絶命に追い込まれた直後にさえ”封印”していたCDを、約1ヶ月前に取り出している。200安打を積み重ねるほど「むしろ自分の弱さしか見えてこない」と、イチローは認めた。重圧をはねのけるほど、人間くさくなっていく。(カンザスシティー共同)



今でもブルーハーツを聴いているのかは不明ですが、
きつい時期ほどブルーハーツの残した作品が、奏功する薬の役目を果たすのかもしれない、
と今回のイチローさんの記事を調べることで思い返しました。



私もその一人でしたが、これは多くの人にも当てはまるのかもしれない。

流行り廃りのある音楽の中で、ブルーハーツは、特に、残り続ける音楽だと思っています。


だからこういうブログもやっているわけですが。

シンプルで、独特の味がある。これ、あんまりないんですよ。

最近、また、ブルーハーツを聴くと、捉え方が変わったりするんですね。

ヒロトがめちゃくちゃ全部さらけ出して歌ってるのを見たり、声を聴いたりすると、

「ああ、全部出しちゃってんな」って思ったり、音を再生しているだけなんけど、
「誰かがそこにいるな」って、思ったりするんですね。



「熱」を感じるんです。ブルーハーツは。



これこそ、表現であり、歌の醍醐味なんだな、って。

理論はわからないですが、ブルーハーツは、確かに誰かのそばにいる。



そんなことがわかったイチローさんとブルーハーツの関係でした。
posted by 荒井コウスケ at 23:00 | Comment(0) | ブルーハーツな人たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月20日

第4回ブルーハーツな人たち「落合陽一」さん





今回取り上げるのは、メディアアーティストの落合陽一さんとブルーハーツ、です。


落合 陽一(おちあい よういち、1987年9月16日 - )は、日本の研究者、大学教員、博士(学際情報学)、メディアアーティスト、実業家。ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長、筑波大学 学長補佐・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤 基盤長・図書館情報メディア系 准教授 デジタルネイチャー研究室主宰[1]、人工知能科学センター研究員、知的コミュニティ基盤研究センター研究員、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授、VRコンソーシアム理事、一般社団法人未踏理事、電通ISIDメディアアルケミスト、博報堂プロダクツフェロー、その他多数。(Wikepediaより)



落合陽一さんの存在を、初めて意識したのは、田原総一郎さんがファシリテートする、朝まで生テレビでした。
(ちなみに発狂前の豊田真由子さんも参加しています)

そこで、なんかLIVEの時のヒロトっぽいな、と思ったことが最初の印象です。

こちらの動画をご覧ください、ヒロトが舌を出して目を見開きながらクレイジーにロックしている時と似ています。
思考とかではなく、まあ、完全に見た目の話ですが(笑)



そこから、単純に発言の切れ味とわかりやすさから、
本なども読むようになったり、普通に興味深い人、としてその活躍を追っていきました。

その生き方が本質的なところを意識しているし、個性抜群だし、もしかして、
ブルーハーツのことも好きなんじゃないかな、と仮説を立てました。

それでTwitterを調べていくと、ビンゴでした。

発言をまとめてみました。





「ハンマー」の歌詞を引用している2つのTweet。(他にもハンマーの歌詞をツイートしていたので、よっぽどこのハンマーのこのマーシーが叫ぶところがお好きなのかもしれません)










解説するまでもないかもしれませんが、これは「リンダリンダ」からですね。




また、過去の研究で、落合さんがホタルとゴキブリの違いを語った作品の中で、
このリンダリンダの言葉を意識したであるものも見受けられました。

ほたるの価値は? 命の価値は?
みんな,命の大切さを問うくせにきっちり線引きをする.
ドブネズミみたいにうつくしいのは許されて,なんでかとおもうけど,今年も問い続ける毎日.


https://ochyai.wordpress.com/2011/04/22/do-the-cocktorches-dream-of-firebugs2/


「TRAIN-TRAIN」を意識したと思われるTweet。








そして、こちらは私もめちゃめちゃ好きな曲の一つ、「世界の真ん中」から。





以下は、ブルーハーツを相当聞き込んでいることが、わかる発言。
「1001のバイオリン」の良さに、移行するほど、1000のバイオリンを聞いていた、ってことだから。
そして、自分もこのパターンだった。ヒロトの声がよく聞こえて、なんとなくバイオリンの音色に歌詞の壮大さがマッチした瞬間があって、
感動する。







また、実際にご本人にメッセージしたところ、
なんと返信をいただきました。しかもすぐに。







このレスポンスのスピードは、かなり好きな人じゃないとできないことです。
落合さんも、相当、ブルーハーツを聞いていたんだろうな、と思ったのと同時に、
ブルーハーツの歌詞って、つぶやきたくなるんですよね、なぜか。

多分、少ない言葉で本質を捉えてるから、その時の気持ちに合致した時に、つぶやきやすいワードがチョイスされているんだと思う。

自分も、Twitterをやってない、高校時代には、特に教科書にひたすら歌詞を書いていたりしました。
誰が見ているわけでもないんですが、そこに歌詞を書くことで、何か自分の思考の本質が見えるのかもしれない、
と無意識に感じていました。だから、気持ちがわかります。

で、この発言を調べるために、かなり遡って落合さんのTwitterを見たんですが、
まず一つは、人間が好きなんだろうな、ということ。そして、熱い気持ちを持っている人であること。

また、詩的でバンドとかも組んでいたり、ジョンレノンや清志郎への発言もあったりして、
音楽もかなり好きな人だということがわかった。


今後も、落合さんを追っていきたい。また、ブルーハーツについても、もう少し言及したらより深く探ってみたい。

また一つ、「ブルーハーツ的な何か」が、見つかるかもしれない。
posted by 荒井コウスケ at 22:00 | Comment(5) | ブルーハーツな人たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月22日

第3回ブルーハーツな人たち「寺尾玄(バルミューダ株式会社・代表取締役社長)」さん

第3回ブルーハーツな人たち、は

シンプルかつおしゃれで実用的な家電製品を作り続ける、
株式会社バルミューダ社長の寺尾玄氏です。






バルミューダ社の製品↓




ブルーハーツの事を調べているわけでもなく、
たまたま手に取ったこの本。






最初の一ページは、こんな言葉で始まる。


「導火線に火がついたのは いつだったろうか 中学生の頃か 生まれる前か」

「夜の扉を開けていこう 支配者たちはイビキをかいてる
何度でも夏の匂いを嗅ごう 危ない橋を渡ってきたんだ」



そうだ、これはブルーハーツの、旅人と、1000のバイオリンの歌詞だ。


だから、ピンときた。
ああ、たぶんこの人もきっと、ブルーハーツから何かを感じている人の一人で、
もしかしたら、その感性はこれらバルミューダの製品にも通じているんじゃないかと。

これらの既存の枠にとらわれない
製品は

すべて感性のなせるものだ。


読み進めていくと、やっぱり、ブルーハーツのことが出てきた。

何も知らない人が今の自分を見たら、惨めな境遇だと思うかもしれない。しかし絶対に違う。トランクの中に、夢の扇風機を持って歩いている。人生最大の可能性を持って歩いている。そう自分に言い聞かせていた。  当時、私は先の見えない道を全力で走った。絶対にうまくいくアイディアだ。発売までこぎつけさえすれば、絶対にうまくいくのだ。ただ同時に、時間は無くなり続けていた。  夢が近づいているのか、遠のいているのか、分からなかった。半年後、自分たちがどうなっているのか、会社がどうなっているのか、分からなかった。会社はなくなっているのだろうか? それとも扇風機を売って、未来を切り開いているのだろうか? のるかそるかだった。  ブルーハーツの作品に「キスしてほしい」という名曲がある。この時期、私の頭の中でずっと鳴り続けていた曲だ。  どこまで行くの 僕達今夜  このままずっと ここに居るのか   はちきれそうだ とび出しそうだ  生きているのが すばらしすぎる  見えない未来に向かって、がむしゃらに頑張っていると、最後には爽快感だけが残った。あんなにも、自分の生命を感じながら過ごした日々はない。生きてて良かったと、心から思った。(行こう、どこにもなかった方法で/寺尾玄著 より)


もともと、寺尾氏はバンドを組んでいて、本気でメジャーデビューを目指していたと書いてあった。
そして、実際に、惜しいところまで行ったと。
だけども、20代後半で、その夢を諦めた。
そこから、バルミューダのストーリーは始まった。

きになる方は、是非この方の本を読んでみてほしい。

製品説明会では、ブルーハーツの曲を使って、場を盛り上げる一面もあるよう。


日本の家電ベンチャーの雄 バルミューダが空気清浄機
「JetClean(ジェットクリーン)」を発表


開演前の会場に流れるブルーハーツの楽曲、アップテンポなサウンドとスライドショーを組み合わせたオープニングなど、4月の発表会を思わせる演出でスタートしたこの日のイベント。


との記載がある。

また、寺尾氏の、カンブリア宮殿出演時の発言で、
そっくりヒロトが以前言っていたことと全く同じ表現を使っていたことがあり、
意識している、していないは別として、やはりブルーハーツイズムの根づいた社長なんだと思った。

バルミューダ寺尾社長の原動力は「褒められたい」

「楽」という字を思い浮かべてみてください。あれは「たのしい」とも「らく」とも読めますよね。でもこの2つ、私は真逆だと思っているんです。だって、楽なときって絶対楽しくないし、楽しいときって絶対楽じゃないんです。


一方でヒロトが過去に発言していたのはこうだ。

いろいろなところで人に聞かれるんだよ。
「楽しきゃいいのか?」って。

いいんだよ。
そのかわり、
楽じゃないんだよって。

漢字で書いたら同じじゃんって。
でもね、楽しいと楽は違うよ。
楽しいと楽は対極だよ。

楽しいことがしたいんだったら、
楽はしちゃダメだと思うよ。

楽しいことがやりたいと思った時点で、
楽な道からはそれるんだよ。




寺尾氏も、この言葉を見てないわけないと思う。


だから、バルミューダの製品のどこかにも、
もしかしたらブルーハーツ的な何かのイズムが、備わっているのかもしれない。

革新的な何かを作り上げるとき、そこに一種のパンク性が必要だろう。
既存のものにとらわれず、個を貫く、という。

とまあ、無理やりにでも結びつけただけですが。

とにかくは、寺尾社長の言葉や、著作から放たれているメッセージに、ブルーハーツから受け取るものに近い何かを感じた。



寺尾社長の経営する、バルミューダ株式会社のHPはこちら


バルミューダを扱った本もあります↓


posted by 荒井コウスケ at 22:55 | Comment(5) | ブルーハーツな人たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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