2016年04月14日

ドラマーズセッション(作詞・作曲:梶原徹也)

ドラムだけで構成された、珍しい曲。


そして、一度もこれまた最後まで聴いたことがなかった。


これは、本当に玄人向けの作品で正直ドラムを叩いたことのない自分にとってはよくわからなかった。


これ聞いてて思ったのはこのドラムにどんなメロディが合うかなあ?

ということで、それを考えるのはまあまあ楽しい。



これ聞いて感動できる人は、相当ドラムへの思いが強い人だと思う。


ちなみに、梶くん含め5人のドラマーによって演奏されているらしい。
(新井田をはじめ、当時JUN SKY WALKER(S)の小林雅之、KING BEESの鈴木俊之、大島賢治)

その中の大島さんはのちのハイロウズのドラマーである。

こういう曲が入っているのを見るだけでも、ブルーハーツにとってのPANが特殊な状況によって生まれたことを感じ取れる。

ブルーハーツに、「PAN」から入った人が、

「なんだ、ブルーハーツってこんなもんか」とは思ってほしくないな〜とは思った。


歌詞がないので、この曲の感想になってしまうが
ある種ブルーハーツらしいといえばそうなのかも。

なんでもあり!っていう精神という意味では。

彼らは、きっと変な義理とか売れそう、とかそういう理由で音楽をやっていないから、

飽き始めたら、熱がなくなったら、こういうPANみたいなアルバムになっちゃうんだろう。


もう、いいや、ブルーハーツは、みたいな。


それより「グッドバイ」

さよならする、きれいさっぱり

とハイロウズへ向けて、次の世界へと向けて


もう過去のことは気にしないで


「飛ぶ鳥後を濁さず」みたいな言葉もあるけど


濁っちゃうものはしょうがねえじゃん


てな感じで、もう終わらそう

ということで終わらした感じだな。

解散のときも、次の予定は?と聞かれて


「解散かな〜」


と気軽に言っているあたり、


体裁とかは本当気にしないんだろう。


というわけで、全曲を解説する!と言って

始めた当ブログ

「もう一度聴くためのブルーハーツ全曲解説」

でございますが、一度ここで締めさせていただきます。

ただし、まだ未発表曲は解説仕切っていないので、
それらを更新する予定です。

ただし、好きな曲のみでw


始めた時は、ブルーハーツが大好きだから、それを世の中に広めて
その中で知り合いにもなれたり

ブルーハーツの輪が広がったらいいな、とか

さらに

高校生の時にブルーハーツに救われた自分のように

まだブルーハーツを感じてない人たちが

よりそれを感じられるように、そのきっかけになるために

このブログが存在できたらいいなと思い

記事を書くたびにアクセス数は上がっていき、様々な方のコメントの協力もあり、(特にしおまめたろうさん、全記事へのコメント、本当にありがとうございます)


その目的はほとんど達成されました。


大阪ブルズ(旧名大阪ブルハーツ)さんにも会えたし

このブログを書いてよかったな、と思います。(村田さん様々な方にご紹介くださいましてありがとうございました)


書き始めた時は26歳だったのに、今はもう29歳になりました


いや、本当に時の流れは電光石火

あれもしたい これもしたい もっとしたい



夢が叶うその日まで夢見心地でいます。




ヒマラヤほどの消しゴムと
ミサイルほどのペンを片手に

寂しい夜が何度続いても
切ない朝を何度迎えても

決して負けない強い力を一つだけ持ち

栄光に向かって走るあの列車に乗って行きましょう。




湖にドボンかもしれないけど

いつでもまっすぐ歩きましょう。




プルトニウムの風に吹かれながら

爆発寸前の火薬のようなレコードを

聞いたあの日のように



かっこ悪くたっていいんです。



そんなことは問題じゃない。



大人たちに褒められるような馬鹿にはならず

そんな人には毒づいてやりましょう。




わがままな子供のように

僕らは泣くために生まれたわけじゃなく

負けるために生まれたわけじゃない。





くそったれの世界のため

ブルーハーツの歌は終わらない。



ありがとうございました。
posted by 荒井コウスケ at 11:28 | Comment(11) | PAN(Last Album) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月03日

トバゴの夢〜キチナーに捧げる〜(作詞・作曲:梶原徹也)

これって、梶くんの曲だったんだ(笑)

本気で知らなかった。また河ちゃんがトリニダードトバゴに行った時の話だと思った。

梶くんて南国好きなのかな。花になったカマキリもサンバっぽい雰囲気で、これもそう。

梶くんのボーカル、声出てねえ〜

なんか勢いない〜

ってヒロトの凄さがまたわかるんですね。
ブルーハーツだと思って聞くから、ヒロトのボーカルが前提で聞いちゃうから、そうなってしまう。

やっぱり、あの圧倒的な熱とパンクに満ち溢れたヒロトのボーカルがブルーハーツを世界に知らしめたんだ、と実感する。



いつもの場所から 今日も聞こえてきた
夜が明けるまで踊り続けよう


ブルーハーツの「踊り続けよう」
は圧倒的に「ダンスナンバー」であり、
カーニバルではないな〜


明日世界の終わりが来てもダンスナンバーで
踊り続けよう


だ。

遠い国の知らないメロディ いつも笑って僕を迎える

一度聞いた時から 全てがわかるような
彼がまた歌ってる カーニバル


とにかくカーニバルで感動したんだろう、梶くんは。
遠い国って言ってるから少なくとも日本ではないなあ。ブラジル?

そしてちょくちょく出てくるこの「彼」とは誰なのか。もしかしたらこの曲にはモデルがいるのかもしれない、と思って調べたら
この曲のサブタイトル「キチナーに捧げる」がヒントになり、これは
カリプソの父・ロードキチナーだということがわかった。



この人に感化された歌だったんだ、この歌は。


スチールパンに合わせて 踊り歌おう
まるで彼のように ステップ踏んで
タンタタタ タンタタ


なんでここで「スチールパン」を持ってきたのかな、
と思ったのですが、トリニダード・トバゴで作られたからみたいです。「国民楽器」とまでされるほど、その歴史には深い関係があるみたいです。


青い夕暮れの中 光るサバンナ
月の光浴びて きっと眠れない

音の島からはるばる届いた
形の見えないプレゼント

その秘密の魔法にそっと触れたならば
君はもう知っているカーニバル




というようなことを見ていくと、このメッセージがイメージできてきた。
音の島、っていうのがトリニダード・トバゴで
プレゼントというのが歌だったと。

ヒロトがマンフレッドマンに衝撃を受けたように、梶くんもそういう衝撃的な経験があったのかも。
でもなぜそれでパンクロックのようなジャンルを選んだんだろうな。聞いてみたいですね。

また、トリニダード・トバゴについては、サッカーで「ドログバ」というめちゃめちゃうまい選手がいるのですが、それしか知らなかったため、勉強になりました(笑)

posted by 荒井コウスケ at 19:13 | Comment(0) | PAN(Last Album) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月19日

幸福の生産者(作詞・作曲:河口純之助)

またまた河ちゃんの曲。

これは正直、タイトルからして完全に河ちゃんが信仰している
団体をイメージした歌だろう。

※2017年、清水富美加の出家騒動でも話題になっている

好きなものはひとそれぞれなのでいいけども、
ここまで表現すると、ヒロトがひいてしまったのもよくわかる。

当時の河ちゃんの傾倒ぶりがここからうかがえる。(今もかも知れないが)


出だし


RIGHT RIGHT RIGHT 
RIGHT MIND



これは、RIGHTって言ってたんだ、と今はじめて知る(笑)

ふぁい、ふぁいふぁい、ふぁいとまい、ってきこえてたので、
なんかの叫びかと思っていた(笑)

一応解説すると、「正しい心」みたいなことか。



世界中の心に今も輝いてる
誰もが皆憧れてる 幸福の生産者


与えゆく愛には 見返りはいらない
与えることをはじめたら はじめた時よりずっと
増え続けてゆくんだ けして減らないのさ



誰もが皆あこがれてる、というあたりがかなり傾倒している。

その辺が、やはり敬遠されてしまうきっかけにはなってしまうと思う。

そして、「与えよ、さらば与えられん」という新約聖書の言葉があったけど、
これは意味は一緒なのか。またキリストとは違うのか。


奪い合うものには後に 悲しみが待ち受けている
取り戻そう叡智を この世に神の夢
遥か彼方に超える夢(念に)涙は溢れてきた


心という言葉から どれだけたくさんの意味を
探しだしてゆけるのか 本当の出発だ
遥か彼方に超える愛(心に) 涙は溢れてきた

叡智とか神の夢とかのワードチョイス、羅列が
河ちゃんの後期っぽい。

目覚めた感じだな。覚醒したというか。
想いという文字を「念い」にしているあたりも
それっぽい。


完全にブルーハーツ色は消え、河ちゃんのソロ曲となっている。

「幸福」をタイトルにしてしまうのは、だいぶ思い切ったというか、
もう関係ないモード突入していたんだろうな。


でもロックにハマることも宗教にハマることも、根源的には一緒なのかも。

何にビビビ、と来るかで、ただその表現方法が違うだけで。

河ちゃんもロックにはまっていたけど、それよりもビビビときたから、そっちの世界に行ったとかいてあったし。


もともとハマりやすい傾向に有る人が、もう一個の違う何かにビビビと来たら、ハマってしまうものなのかもしれない。


ヒロトやマーシーにとってはそれがロックだっただけのことだろう。


posted by 荒井コウスケ at 07:00 | Comment(4) | PAN(Last Album) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする