2014年09月23日

僕の右手(作詞・作曲:甲本ヒロト)

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問答無用の名曲。

また、丁寧語で歌われることでその旨味が増している曲のうちの1つだ。

当初、ファンクラブの会報等で発表されていたタイトルは「僕の右手を知りませんか」だった。

この歌のモデルになったのは、甲本の友人でハードコアパンクバンド「GHOUL」の「片手のパンクス」こと
MASAMI(細谷雅巳、小学1年の頃、ダイナマイト遊びをして右手首から先を失い義手となった。89年にステージで倒れ、昏睡状態のまま92年9月に死去)
といわれているらしい。

この曲のエピソードがはたしてデマなのかどうなのかは、置いておき、どちらにしろ失くしたものに対して、もう無いものに対しての思いを感じる。
そしてその事実を踏まえて、前向きに生きて行こう!という強い意志も感じる。

結果、前向きになれる曲だ。


僕の右手を知りませんか 行方不明になりました 指名手配のモンタージュ 街中に配るよ
今すぐ探しにいかないと さあ 早く見つけないと 夢に餓えた野良犬 今夜吠えている


いいなぁ、この表現。なんか、含みがあって。完全に言い切ってないところが。でもわかる、っていう。

指名手配のモンタージュ、街中に配るよ、ってところがヒロト節だなぁと。
こんな表現をするんだなぁ。探し物に対して。


ヒロトは、もしかしたらこれを超具体的に考えて歌ってるのかもしれないけど、感じ取る方としては、
やっぱり含みの部分がいいんだよね。

右手に指名手配のモンタージュを配ろうっていう発想とか、ホント、ヒロトらしい。


見たこともないような ギターの弾き方で
聴いたこともないような 歌い方をしたい

だから 僕の右手をしりませんか


これは、MASAMIを意識して作られているだろう。

「右手がなくなったから、超斬新なギターの弾き方で、みんなを驚かせてやるから、
神様、右手のありかを教えてくれないか?」

というような心の叫びがきこえてくるようだ。

人間はみんな弱いけど 夢は必ず叶うんだ
瞳の奥に眠りかけた くじけない心



この歌詞から汲み取れるのは、夢が必ず叶うという確信ではなく、
夢は必ず叶うと信じる心のことだろう。

叶うかどうかはわからないよ、でも叶うんだって信じてやってくんだと。

そしてそのために必要な何にも屈しない心を持っているんだ、人間は、ということだ。

また、夢についてヒロトが語ったとされる言葉では、少しニュアンスは違ってくるが、
この言葉もとても印象的だ。

「好きこそものの上手なれ という言葉はね。そのまま使うと

意味が広くなりすぎてしまう。

なぜって「オレは好きだけど上手じゃないぞ」ってヤツが

ぞろぞろ出てくるからね

だからこの言葉には注意書きが必要なの。「本当にオレはこれが

好きだ、これができないと死ぬしかねえ」と言う人だけが

本当に上手になれるんだ。

「レーサーになりたい」といっていたやつが死ぬほど

レーサーになりたかったか?

死ぬほどすきだったらレーサーになっているよ

だってレーサーになれなかったら死ぬんだから。

選ぶ余地がないんだもん。

ところがなぜ死なないかというと飾り物なんだよな

「子供のころにはレーサーになるのが夢だった」

とかいって自分の心の飾り物にしているだけなんだ

もちろん選べるということはすごく幸せな生き方だと思うよ

でもそういうひとたちに「お前は夢がかなえられていいな」

とか言われたくないよな。


そしてその後のこの歌で一番好きな箇所

今にも目からこぼれそうな 涙のわけが言えません 今日も明日も明後日も 何かを探すでしょう



ブルーハーツの歌って、旨味をサビの後のメロディに持ってくることが多いなあと思うんだけど、
これもそのうちの一つだ。



この、涙のわけが言えません、ってヒロトが小学校5年製の時、ラジオから流れてきたマンフレッド・マンの
ドゥワディディディをきいて、なんだか知らないけど涙があふれてきた、っていう経験を匂わしていると思う。

そして、そこから派生して「感動」を歌っている。

感動って、理由が言えないものだから。

その後に続く、今日も明日も明後日も、何かを探すでしょう、っていう普遍的なメッセージがこの言葉のあとにしっくり来るのは、

何かを探す、というのが、「感動」を探すともとれるからではないだろうか。


高校時代の僕は、この言葉がとても好きだった。
そうだよな、今日も明日も明後日も、何かを探すだろうな・・・と。

この歌をMASAMIの追悼ライブで泣きながら歌ったとされているが、
その場面でヒロトが語ったであろうセリフがあるので紹介する。



「死んだヤツのために歌う歌なんかない。あるとすればここに来てるみんなのための歌だ。
だけどこれだけの人を集められるのはマサミだけだろう。美談にはしたくないけど
最後にめちゃくちゃいいヤツだったと言っておこう。 感傷じゃないよ。正直な気持ち。だって生きてるときからそう思ってたんだもん。」




この歌は、スルメのように聴きこめば聴きこむほど味の出てくる歌だ。まだの人は、是非聴いてほしい。
posted by 荒井コウスケ at 22:00 | Comment(4) | TRAIN-TRAIN(3rd Album) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

『僕の右手』初めて聞いた時は意味がわからないけどヒロトの歌い方と声がすごく合ってるかっこいい歌だなーと思っていてで、後々そのエピソードを聞いてなるほどなーと思いました。

解説を読んでまたなるほどなーって感じです。探し物を『指名手配』って言っちゃうとこはかっこいいですね。

私が好きな歌詞も後半の『人間は〜』からのところです。『譲れない心』ってところがヒロトらしいし、強い気持ちを感じます。

解説を読んで聞き直したらまた新しい発見がありそうですね。さっそく明日聞きます♪
Posted by しおまめたろう at 2014年09月27日 22:29
しおまめたろうさん

毎度ありがとうございます!

そうなんです、指名手配とかそういうヒロト節がものすごくきいた一曲にしあがっていますよね。


人間はみんな〜のところいいですよね。
そしてそこから今にも目からこぼれそうな〜
と続くところが好きです。

はい!また何か発見がありましたら教えて下さい^^
Posted by 荒井コウスケ at 2014年10月02日 18:17
この曲は僕も大好きです。
ベストハウス123で小児がんで苦しんでいた子がたまたま流れてきたこの曲を聴いて勇気をもらったという話をやってました。その子も夢は必ず叶うんだの部分に感動したと言ってましたよ。
そして今元気にその子はバンドをやっていると言ってました。
ブルーハーツはどんな時でも力強く背中を押してくれる素晴らしい音楽ですよね。ブルーハーツで感動した人全員で飲みに行きたいですよね(笑)
Posted by 天国野郎 at 2015年02月06日 23:21
天国野郎さん

ベストハウスで取り上げられていたんですね〜
しかもそれがきっかけで立ち直ってバンドまでやっている、ってすごいですね。表にはでてないだけで、世の中にそういう人、たくさんいそうですよね。自分もそういう病気というわけではないですが、たくさん勇気をもらった一人ですし。
ブルーハーツ好きの会は面白そうですよね。
曲についてずっと語ったり。
Posted by 荒井コウスケ at 2015年02月11日 12:19
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