2014年09月15日

手紙(作詞・作曲:真島昌利)

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マーシーにしか書けない世界の歌詞。

独特の世界観がずっと続いていく。
これはもはや感じるものが正解だとしか言えないだろう。

出だしからいきなり、はっきりとわからない。
そして、ごめんなさい、ずっとわからない。

でも、たくさん感じることのある歌。そこがいい。
それが歌の良さ。

ただなんとなく、思い出の歌なんじゃないか、と思う。
過去を振り返っているような。

ヴァージニア・ウルフのメノウのボタン
セロハンのバスのシートに揺れている


まず、ヴァージニア・ウルフが僕にはピンとこない。
世界的にも有名な、過去の女性作家だということだけはわかる。

セロハンのバスのシートというのはわかるが、揺れているというのは何が?

記憶だからなんじゃないか。そういった、懐かしいものを思い出すような。



ジャングルジムの上 広がる海に 
揺れている君と 淡い月明かり



またここで「揺れている」というワードがでてきている。

なんだろう、不確かな記憶か、思い出か。

それか、はっきりとは見えないようなもの?


ジャングルジムの上から見渡す、夜の世界を海と表現し、その中に、
ただ不確実に存在する2つの関係性。


ねじれた夜に 鈴をつければ
月に雪が降る



ねじれた夜に鈴をつける、というのがもう僕の想像の範疇を越えているようだ。

月に雪が降る、というのも。

そこにあるのは、いつもの夜ではないってこと。




ただなんとなくロマンチックな旋律を感じる。
どうやったらこの言葉の配列がでてくるのか、これは個人の体験からくるもの以外の何物でもないだろう。

なんとなく、でいいんだと思う。こういう歌は。



水平線の見える場所は もう春だ




ここはわかる。つまり、どこかの遠い誰かさんを想って、
その地方では夏ではなく春なんだろう。

それが水平線の見える場所にある。


背骨で聴いている ハチミツの雨
ヒマワリ畑でラジオが歌うよ




なんか穏やかな雰囲気だということだけはわかる。

耳で聴かないんだ。普通は耳なのに。


背骨って言うと、なんか体のそこからって感じで、
ハチミツっていうと、なんか甘い思い出のような感じ。

それが雨のように降り注いで、たくさん浮かんでくる。



ひまわり畑というのがポイントかもしれない。夏の陽気を感じているような。

ラジオが歌っている、というのがどこか海外の街の風景のようだ。



手紙を書いたなら空に飛ばすんだ 風が運ぶだろう
君のところまで



掴みきれない表現をあえてしてる気がする。
この言葉が象徴してる。

手紙を書いて、それを届けようとするわけではなく、
わからない風が運んでいく、表現するあたり、
これは届かない手紙だとわかっている。

風が運ぶだろう、なんて表現、そうとしか思えない。

届ける気もそもそもないんだ。だけど、書いたんだ。

いつか、この想いは届くんだ、知らない間に。
そう信じている主人公がいる。


青空の下 怪獣退治
ギターを片手に
 

ここで少し様子が変わるんだけど、幼いころの思い出なのかな。

怪獣ごっこをしてるとか。子供の頃の思い出?

しかし、ギターを片手に、というと、何か見えないもの、だけど
脅威に感じている何かを怪獣と例えたのかな。


それは夏の日の「鬱屈した想い」の例えなんじゃないか。
個人的には、初めて聴いた時からそう捉えていた。


それをギターを弾くことによって、気分が晴れやかになっていく
=つまり退治できる。

そのギターを弾いている少年の炎天下の様子が想像できる。



輝いている夜明け前は もう夏だ



今度は夏になる。
さっきは春だったのに。場所が変わったからだろう。

こっちの話で、水平線の見える場所は、あっちの話。


その対比として表現しているのだろう。


この記事(http://mystory.xsrv.jp/mystory/black/tegami/)を読んでほしい。
この手紙という歌が、特に好かれる施設があるらしい。


それは、自律神経失調症の人たちが療養するスペースだ。

そこでは特にブルーハーツが好かれ、さらにその中でもこの手紙らしい。


メロディラインが優しいからなのか、詩の持つ世界観なのかはわからない。
でもとにかく、言葉ではなく全体で感じるものが多い曲なんだろう。


ブルーハーツは優しいから、心が弱い人には響くんだろうな。
僕もその1人だ。


心が弱いから、優しい物に触れたくなる。そんなときに、ブルーハーツがあるんだろ。


まだまだ聴きまくって、もっとこの歌の深い部分に触れたくなる、そんな、
優しい歌です。
posted by 荒井コウスケ at 21:00 | Comment(10) | DUG OUT(7th Album) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。

手紙、好きです。
この歌をどうやって解説するのかなぁとちょっと楽しみにしていたのですが、さすがですね!

でもやっぱり最初におっしゃっていた通り、この歌は『感じる』歌なんでしょうね。
私の中のカテゴリーではマーシーのほのぼのシリーズ、メルヘン編です。

何度聞いても意味がわからない。
情景がポンポンと変わっていくし、その時思ったことを言葉に出してるだけなのか?というほど脈絡のない表現が出てきたり。

でもなんか頭の中にその風景が出てくるんですよね。
最初の方はジブリの映画に出てくる様ないなかの景色の中バスが走っていてそのシートに自分が揺られている。と、思うと急に高台のの海を見下ろせる公園のジャングルジムのてっぺんにいて、そこから海を見ている。
ここで重要なのは公園のジャングルジムなんだけど実際に見えているのはジャングルジムの骨組みの上部と海だけ。で、それを見ている人物をすぐ後ろからのアングルで見てるんですよ。わかりますかね(笑)

その後もひまわり畑だったり青空の下で怪獣退治してたり(実際には怪獣は見えてない)と情景がポンポンと変わっていって、でも、その全てが自分目線じゃなくて客観的な目線なんですよ。あくまでもイメージですよ。

それで思ったのですが、これ、マーシーの見た夢なのかなぁって。

この歌を聞くとふと夏目漱石の『夢十夜』を思い出すんです。『こんな夢を見た』で始まる十篇の夢。この『手紙』は十一夜目なんじゃないかなーと。

私はこのお話が大好きで、高校生の時の読書感想文に勝手に十一夜目を書いて提出したことを思い出しました。

Posted by しおまめたろう at 2014年09月20日 08:50
はじめまして。
初回の更新から毎週拝見させていただいています。

「手紙」は私のブルーハーツの入り口となった曲なので特別に思い入れがあります。
「リンダリンダ」や「TRAIN-TRAIN」など有名どころは耳にしたことはあったのですが、これがブルーハーツだ、と意識して聴いたのはこの曲が初めてでした。

中学生時代に青春パンクブームがやってきて、それらのルーツにブルーハーツがあると耳にして、じゃあちょっと聴いてみるかな、と軽い気持ちで友人から借りたCDが「DUG OUT」でした。
プレイヤーにセットして再生ボタンを押し、聞こえてきたのは不思議なストリングス。
あれ、ブルーハーツってこんな感じだっけ…?と不思議に思ったのは忘れられません。

歌詞についてはいまだに理解できません。理解するものでもないのかな、と思います。
まさに「感じる」曲ですね。


【手紙を書いたなら空に飛ばすんだ風が運ぶだろう君のところまで】
この一節が一番のお気に入りです。

これはまるっきり私個人のイメージなのですが、書いた手紙は、折って飛行機の形にして空に飛ばしたと思っていました。
クロマニヨンズの「紙飛行機」を聴いた時に、あぁ、あの時書いた手紙は【君の窓辺へ】たどり着けたのだな……、と感じてしみじみしてしまいました。

「手紙」も「紙飛行機」もマーシー作なので余計にそう感じたのかもしれません。
この二曲をまとめて、手紙飛行機、と呼んでいます。


長々と個人の思い入れだけを書き連ねてしまってすみませんでした。
今後もブログの更新を楽しみにしています。
失礼しました。
Posted by ヘイ助 at 2014年09月22日 10:17
しおまめたろうさん

深い考察をありがとうございます!!

ほのぼのシリーズ、良いネーミングですね(^O^)

マーシーが見た夢、というのはとても興味深いです。
なるほど、と思いました。
ジブリというのもよくわかります。千と千尋の神隠しとかもよくわからないけど面白い、っていうのがありますからね。

夏目漱石のその作品は読んだことがないのですが、文学的な要素がマーシーの歌の中にあるのは間違いないですね。

客観目線、とうのもなるほどですね!!

たしかに、これは主観的というよりは情景を第3者が見ているような、そんな感じですね。
Posted by 荒井コウスケ at 2014年09月24日 17:33
ヘイ助さん

ずっと見ていてもらったみたいでとても嬉しいです!(^O^)/

この曲がきっかけ、というのはなかなか通ですよね!僕は王道のリンダリンダから入りましたので(^^)v

ブルーハーツ〜ハイロウズ〜クロマニヨンズの流れで受け継がれてるストーリーを考えるのは楽しいですよね。

僕もよくあります。

そういって頂けると嬉しいです(^^)
頑張って解説マラソンやり遂げます(^O^)/

Posted by 荒井コウスケ at 2014年09月24日 18:14
はじめまして。
76年生まれでリアルタイムにブルーハーツを聴いてた者です。
でもこの曲との出会いは少し遅くて大学生の時でした。パンクとかストレートなバラードの多いブルーハーツの中で、シンセサイザーっぽい音作りと抒情的なメロディ、詩的な歌詞にひきこまれました。
1番の歌詞はおっしゃる通り走馬灯のような記憶の断片のつなぎ合わせみたいな感じですが、2番から一気にピントが合う気がします。特にひまわり畑のところは、満開のひまわりが咲き誇る中で少年が寝転んでいるような、フランス映画みたいなシーンを想像し、そこから一気に手紙の紙飛行機が飛んでいくような浮遊感を感じて好きです。冒頭のヴァージニアウルフはマーシーの得意なカルチャーネタのエッセンスという感じですね。(ブルーハーツ後になりますがキャサディのケルアック、オーロラのようにのポールニューマン等)
ちなみに私はこの歌を子供の子守歌にしてましたが、先日私が歌ってたら息子が「その歌聴いたことある」と言ったので、「どこで聴いたの?」と聞いたら「幼稚園!」と言ってました。そんな幼稚園あったら素敵ですが。
Posted by kytk at 2015年07月06日 23:37
kytkさん

素晴らしい解説ありがとうございます!
走馬灯のような記憶の断片を詩にした、というのはとてもしっくりきます。
そうですね、この曲自分のブルーハーツにハマってからしばらくたって聴くようになった曲です。

幼稚園で流れてるんですね〜
もしかしたらメロデイが似てただけの可能性もありますよね!
Posted by 荒井コウスケ at 2015年07月08日 10:07
この曲、すごく不思議だけど優しい曲ですね。なんだか歌詞を一つ一つ考えてくのも野暮に思えるくらいの芸術的な曲だと思います。トレイントレインで‘‘南風に吹かれながらシュールな夢を見ていたい’’とありますが、そのシュールな夢とはこの歌詞に出てくる光景のことなのではないかとも感じます。

青空の下 怪獣退治 ギターを片手に の部分が特に好きです。何故かは分からないですが(笑)
Posted by 天国野郎 at 2016年02月02日 06:19
天国野郎さん

あらためてこれ、きいてみましたが、いいですね、手紙。

よくわからないんですが、まあいいものはいいですね。


夏につれてってくれるような、シュールな夢、ってしっくりきました。
Posted by 荒井コウスケ at 2016年02月09日 18:06
ふと懐かしい曲を聴きたくなってこの手紙を急に思い出し借りて、そういえばあの歌詞ってって思い検索したらこちらに辿り着きました

僕はこのように感じました
ヴァージニアウルフは幼馴染の女の子かもしくは小さい時に越してきた外国の女の子がいつも読んでいた本、メノウのボタンは彼女のいつも着ていた服のボタンがメノウ色?とヴァージニアウルフ本の中のメノウをかけている?
本のことは知りません>_<
セロハンのバスはボロいバスで一緒にちょっと位遊んでいた仲なのか、それともただ一目惚れしていただけなのか?

ジャングルジムの歌詞はその女の子が海外に帰国?もしくは行ってしまうところをジャングルジムの上から見ていて揺れているはバスと思い出しているところを掛けている?

ねじれた夜は自分と彼女で昼夜逆
鈴をつければは一瞬ドラえもん?とかも思いましたが、月に雪が降るというのはありえないことが起こるつまり帰ってくるもしくはまた会えるという会いたい願望

水平線の見える場所は彼女のいる方もしくは行った先もわからないが遠くの方を見て彼女を思い出している

背骨でからはちょっと時間が経っている自分の姿 はちみつの雨は謎>_<

手紙を書いたなら本当は書いてその子に送りたいのに宛先がわからないから書けない
だから風に運んでもらう

というマーシーの初恋の歌だと思います

はい偉そうでした(^_^;)

他の方の意見ももっと聞きたいです(^o^)/
Posted by しゃっこ at 2017年02月05日 11:52
こんにちは!
マーシーの曲(詩)大好きです。
私はマーシーがヴァージニア・ウルフに宛てた手紙なのかなと思っていました。
ご存知の通りマーシーは平和(戦争反対)人種差別に対しての思いが強く歌にも書くことが多いです。
この曲もその思いを書いた少し難しい表現ですがマーシーらしい曲だと思っています。
ヴァージニア・ウルフはあまり広く知られていないかも知れませんが戦争に対する批判、男女差別、黒人差別を批判する表現を小説に書いていることもあり、またその活動もしていたようです。(ウルフ自身もユダヤ人を差別するような時期もあったが後に改めている)
「セロハンのバスのシート」とはバスボイコット事件(キング牧師を中心とした人種差別に対する抗議運動)のバスではないかと思います。きっかけとなったバス(セロハンのシート)がヘンリーフォードミュージアムに展示されている。
メノウは天然石ですが、当時黒人奴隷によって採掘されていた事への批判かもしれません。
「ジャングルジムの上 広がる海に揺れている君と 淡い月明かり」はウルフが残してくれたメッセージは消えていないよ僕らが引き継いで行くよみたいな思いのように感じました。
「ねじれた夜に 鈴をつければ月に雪が降る」
戦争、差別無くならないけど、奇跡は起こるんだ僕は諦めないというようなマーシーの強い思いが感じました。
「水平線の見える場所はもう春だ」奇跡はもうすぐだ!
「手紙を書いたなら空に飛ばすんだ」ウルフへの手紙。
「青空の下 怪獣退治 ギターを片手に」僕はギターを片手に歌で平和と差別のない世界を訴えていくよ!
「輝いている夜明け前は もう夏だ」
世界平和と差別のない世界はもうすぐだ!
というようなマーシー独特な表現のように感じ私も一番好きな曲でした。
Posted by at 2017年04月21日 13:20
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