2015年11月30日

HAPPY BIRTHDAY(作詞:河口純之助/甲本ヒロト、作曲:河口純之助)



河ちゃんが作った中では一番好きな曲かもしれない。
特に歌詞が。

曲調もあるかもしれないが、心なしかヒロトも
他の曲に比べてノリノリで歌っている印象をうける。

そして、どこまで河ちゃんが作ってどこまでがヒロト作なのかもわからない。

誕生日、を祝う歌をブルーハーツ流に表現したらこうなった、
という感じだろう。

また、この裏のテーマに「見えないもの」が隠されている。
誕生、という神秘的で科学領域を超えた地球の奇跡の中から感じる
イメージに付随させて出てきた歌詞だろう。

出だしも、「本当の言葉」が隠れている、というのを見えないもの
というような、表面化されないものという前提で歌われる。


毒に飲まれて しおれそうな
本当の言葉

西の空に 沈みそうな
本当の言葉



この辺をきいて思い出すのは
TRAINTRAINの「本当の聞かせておくれよ」

誕生日というお祝いに、普段言えないことを言える日、という
ニュアンスもあるのかもしれない。

その、隠れてしまうことを「毒に飲まれて」
「西の空にしずみそうな」
は、いい歌詞だと思った。

日常という日々に毒されて、本当の気持ちが殺されていってしまう場面だったり、
一日の終りに、言えなかったことを太陽が沈み日が暮れていく様子に例えている。



ありがとうやさようならじゃ
伝えきれないことがある
雨の中を走れメロス
友達が待っている



走れメロス、をもってきたことが、この曲の
テイストを決めている。

メロスはアニメでしか見たことなかったけど、
確か友達が時間内に戻ってきたらその友達が救われる
、というようなストーリーだった。正確なあらすじ↓

メロスは妹の結婚式の準備のために町へ出ます。
しかしそこで独裁的な王に捕らえられてしまいます。

メロスは友人を代わりに捕らえていいから妹の結婚式に出席させてくれ、
そしたら戻ると王に誓います。

王は期限をつけてそれを受け入れます。

メロスは妹の結婚式に出るため村まで走り、それを見届けると
また町へ走り、王の下へ急ぎました。

途中挫折しそうになりますが友人のために走り、
期限ギリギリに王の下へ着きました。

戻ってくると思っていなかった王は感激し、その2人の友人の輪の
入りたいと懇願するというハッピーエンドの話です。


ここにアニメもありました。小学校の時にこれを見て、えらく感動したことを
今でも覚えている。




続いても、見えないもの、あいまいなもの、というのがでてくる。



知識だけがふえていくよ
わからないまんま
霧の中にかくれてるよ
わからないまんま


今の現代にもそのまま当てはまりそうな、
情報や知識だけはたくさんあっても、「本当のこと」
はわからない、
それが霧の中に隠れるように、ちかくにあってもどこにあるのか
わからない、そんな感じ。

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夢のように夢をみて
恋のように恋をする
さあ今こそ走れ竜馬
夜明けが待っている



これも、はっきりしない何かもやもやとしたもの、
それを表しているのかもしれない。
夢なのかわからないけど、夢と定義されているものにしたがって
夢をみて、恋もそういう、わからないけど恋ってこんな感じだろう、
それにしたがって恋をしていく。

これが次の「生きること」にもつながっている。


今こそ走れ竜馬、はメロスからかわってこんどは日本史になる。
日本の夜明けぜよ、の場面。人生を切り開いていく竜馬のその場面の
勢いにのせて、誕生日を祝福する。





いつの間にか生まれてきて
いつの間にか歩き出す

蛹になり蝶になり
飛んでいけるんだよ


そしてこれも、
「いつの間にか」という単語が使われ、いつ人は生まれてきて、
どこへいくのかもわからない状態を表現している。
だけど、その中で蝶々の成長のように翼をもってどこでも
自分で選んでいけるんだ、というポジティブな見方に変わってくる。

そして極めつけが次


生きる人に生まれてきた
生きる人に勇気はでる
生きることはカッコいい


ただ「人」のことを「人」と表現するのではなく、
「生きる人」と表現し、現在の躍動感を伝えている。

それを「カッコいい」と全肯定しているところおがブルーハーツらしい。
それでいいんだ、っていっている。

最後には、冒頭では「Happy Birthday」と英語だったものが
日本語に変わる。

これはより心を込めるためにそうしているのかもしれない。


誕生日おめでとう



有名な誕生日ソングよりも、ほんとに気持ちを
伝えたい時に響くかもしれない、
サプライズにうってつけの曲です。

ブルーハーツファンじゃない人にも是非。
posted by 荒井コウスケ at 23:00 | Comment(4) | HIGH KICKS(5th Album) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月23日

テトラポッドの上(作詞・作曲:甲本ヒロト)

この曲は、歌詞の意味もわからないが、
自分がこの曲から感じるものをアウトプットするのもよくわからないが、
よくわからないなりに言葉にしていこうと思う。

トータルで言うと
「動き」

一説によると、ヒロトが釣り好きのために、その単純な理由でつくられたとのこと。


出だし


表と裏の
間に浮かぶ
白と黒との
間の色は


表も裏も、はっきりつかめない、グレーのような状態。
その中にしっかりと浮かび上がっている「流れ」
20.jpg

テトラポッドの上に立ってる

気まぐれな恋人の夢を見てる


ここで感じる雰囲気は「常に変わり続ける海」「移り変わりやすい恋心」
「現実のように確かではない夢」

と流れの中に身を任せているこの現在を吐き出している。


プラスティックの
外国製の
流線型の
罠にハマった



これは「釣り」に使うルアーのことだろう。
魚視点。罠にはまった、のは魚。

流線型って言葉好きなのかな?
クロマニヨンズではそのまんま「流線型」っていう歌があるし。


30ポンドのラインから
カーボンロッドに伝わってくる


この30ポンドは、釣り好きに言わせると、ものすごい大物をつりあげる時に使うほど
太い糸だそうだ。

自分もすこしだけバスフィッシングにはまったことがあったので覚えているが、
30ポンドは正直きいたことない。海釣りの本当に大きな獲物を狙う時のやつだ。

その糸を通して伝わってくる「魚のちから」がまた動きを感じる。



情け容赦ないフィッシャーマン
錨をあげろフィッシャーマン



つまり、魚にたいして情け容赦ないという場面を写している。
魚を可哀想だとは思わない、そのまま釣り上げる。



20世紀の終わりごろに僕達始まったばっかり



ここででてくる言葉がこの言葉なのが本当にわからないけど、
歌なんてわからないし、単発的なもののつながりがそもそも動きなわけで、

最終的にこれがいいたかったのか?とも思う。

まだまだ始まったばっかりだよ、という。

20世紀の終わりごろ、っていうのがヒロトらしい表現。

そして、この曲をきいて思うのがこの時のヒロトのボーカルが、
一昔まえの歌い方に戻っているような気がすること。


まるでファーストアルバムの時のような激しさを感じる。


スティックアウトのアルバムのレコーディングは別々の日に収録されたんだろう。
その時によって、声の感じがかなりかわる。


そんな楽しみ方もできるようになって、自分はブルーハーツ聞き込みができてきたな、と思うようになった
きっかけを与えてくれた一曲。



posted by 荒井コウスケ at 21:00 | Comment(3) | STICK OUT (6th Album) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月16日

風船爆弾(作詞・作曲:河口純之助)

河ちゃんの作った曲の中では、どちらかというと聴く方の曲、ぐらいの認識。

意外とこの曲はトリビュート・アルバムでもカバーされてたりと、根強いファンがいる?


個人的には、それでもほとんど飛ばしてしまう曲である。


ただ、この曲で思うのは、やっぱりヒロトのボーカルは(・∀・)イイ!!ということを確信させてくれることなのだ。

何がいいかというと、おそらくこれを他の人が歌ったら全く聞かないだろうが、ヒロトが歌っているから
きこうと思う気になる。それで、聞ける。


歌詞については、ほとんど思うところがなく、解説をする部分があまりない。

出だし


OH! 恋は風船爆弾
いまにも弾けそうな
OH! 恋は風船爆弾


弾む心 バンバンバン
あなただけに みつけてほしい



誰でも思いつきそうな歌詞ではある(笑)

まあ、ラブソングとか恋を歌った歌というのはありきたりになりがちではあるけども。

そのまま解釈すればいいと思われる。



ちょっとだけ、趣向をこらして旨味のある歌詞だなぁ〜と思うのは次


明日に何が見える
明日に何が見える


涙の秒読みは数えちゃいけない



ここは、どういう意味なのかが、感じ取れなかった。
明日に何が見える?というのはいいんだけども

涙の秒読み?

というのはどういうことなんだろう

涙がでるまでの、ほんの僅かな時間は、数えたりしちゃだめだ、
だって切なくなるから、そんな感じかな。


すみません、自分の想像力ではいったいどんなイメージなのかすらうかんできませんでした。


ライブバージョンでは、歌詞が変わっているみたいです↓

これは知りませんでした。



posted by 荒井コウスケ at 07:00 | Comment(6) | TRAIN-TRAIN(3rd Album) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする