2015年02月23日

年をとろう(作詞・作曲:真島昌利)



マーシーがソロアルバムの中でも歌いそうな、
マーシーの爽やかさがたくさん詰まった作品。


それにしてもマーシーは風が好きだな。


この歌は、「年をとる」ということに対して、現在が過去に変わっていくことに対して、
もっとポジティブになって、楽しく気楽にやっていこうよ!というニュアンスを感じる。

この歌は特に、人によって捉え方がたくさん出てきそうな作品だ。

僕の場合、この歌を聴くとなんか夏の終わり〜秋の始まりにかけての少し暑さが和らいで
扇風機の風がちょっとつめたいくらいになってきて、風鈴が少し切なげに鳴いている、
過ごしやすさのある爽やかさを含んだ雰囲気の、畳のある群馬の実家の部屋を思い出す。


この歌には、爽やかな残照の風が吹いている。

過ぎていった時が 永遠に続く土曜日の夜ならば
今日は何曜日なんだろう



この出だしから感じる、「永遠に続く土曜日の夜」は、めちゃめちゃ気楽で楽しい感じを受ける。
それは、「土曜の夜」=明日が日曜日だから学校や仕事のことを考えないで、きままに過ごせるあの時の気分。


過去はみんなそれだけワクワクしてきた時間だったんだ、過ぎてしまえば、全部ワクワクした想い出さ、そんな感じ。


で、今この瞬間の気分は決められていない。どんな風に過ごそうか。そう思いにふける主人公の気持ち。



過ぎていった時が 夢まで連れて行ったら
それは悪いことじゃない もっと強い夢が見れる




目指していた夢が終わってしまった過去があるけど、それは別に悪くなくて、
その経験で、もっと楽しい、もっといい夢がつかめるんだ。
これからその経験が出来るのさ。そんな感じでいこう。



年をとろう 風のように 軽やかに
そして楽しいことをしよう



年をとりたくない、っていうんじゃなくて、年をとっていこうよ、
そんな堅苦しくなく、かる〜い感じでさ、そしてその時間の中で楽しいことをどんどんしていこう。

マーシーの、大人になっても遊び心を忘れない、少年らしさがにじみ出ている。


過ぎていった時は錬金術を使う
良くも悪くも使う 俺のしっぽにまた日がついた


ここについては、感じるままにいくと
そんなに良くなかった想い出も、過去になってしまえばまるで金のように光る想い出になるのさ、
だから過ぎてしまえば良くも悪くもいい思い出さ、そんな感じにとらえる。

そしてその経験を経て、よし、また楽しいことをやっていこうかなぁ〜という意味でしっぽに日がついたと歌っている。

だから、年をとっていくっていいよな、楽しい想い出になればさ、っていう人生を軽やかに生きていきたい
というマーシーの変わらないテーマがここに歌われている。



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posted by 荒井コウスケ at 07:00 | Comment(6) | DUG OUT(7th Album) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月16日

ロクデナシU〜ギター弾きに部屋は無し〜(作詞・作曲:真島昌利)

同一アルバムに、Tも収録されている。
Uがあるのは、このタイトルのみである。

内容はマーシーの実話だろうか。

通りを歩いたら 陰口たたかれて 本屋に立ち寄ったらジロジロ眺められ
バイトの面接じゃ冷たくあしらわれ 不動産屋に行けばオヤジがこういった


アンダーグラウンドをさまよった経験がある誰もが感じるモヤモヤした想いをうまく表現している。


これと全く同じということはなくても、自分は普通にしているのに人から変な目で見られたり、
軽蔑を受けた時の、その気持ちを歌っている。



自分も、このような経験をしたことがあるので、共感した。

人とうまくやれなくてめちゃめちゃ悩んだこともあったし、自分はそう思わないけど、
みんなが褒めてくれるから自分を殺して合わせたりした。



それがものすごいストレスで、自分を出しちゃいけないものだと思っていた。


そんな中で、同じよなうなことで、むしろもっと状況が悪い中で生きていく意志を示している人が
ここで歌っているんだと、勇気をもらうことができた。


この歌の主人公は、バンドマンで少し奇抜な格好をしているのだろうか。
自分ではかっこいいし、アイデンティティだと思っているものが、他の人からすれば
奇妙に見えて、それについてヒソヒソ話をされるという屈辱なんだろう。


子供の頃は、それについて怒りの感情というよりも「不思議だ」という感情を抱いていた。
この主人公もそうじゃないだろうか。

あれ?なんで自分はみんなと違うんだろう?と。


その後の不動産屋のセリフ


ギター弾きに貸す部屋はねえ



ギターを持ち歩いているというだけで、不動産屋が家を貸してくれなかったんだろう。


これは、青空の「生まれたところや〜」に通ずる思いだと思われる。

ギターを弾いているというだけで、不動産屋は自分を決めつけた!という怒り。

自分がどういう人間なんかなんて関係ないんだ、という社会があるという、
当たり前の現実の厳しさのギャップに少年がびっくりしている。


不動産屋側としてはあまり大して意味をもたずに、気軽な気持ちで言った言葉だろう。

しかし、このころの多感な少年にとっては、それに敏感に反応してしまうんだろう。


僕のしゃべり方が 気に入らないんだろ 僕のやりたいことが気に入らないんだろ
僕の着てる服が気に入らないんだろ ホントは僕のことがうらやましいんだろ



これは、最後の展開がなかなか深いですね。

気に入らないと言っている、そんな自分がみんなうらやましいんだっていう。逆説的な展開。

これは、どういう気持ちか推測してみると、
みんないろんなことを社会に合わせて我慢していきている。

だから我慢しないで自分をさらけだしている、僕のことを、嫉妬してるんだ。みんな、っていう気持ちじゃないかなと。




どこかの偉い人 テレビで喋ってる 今の若い人には個性が無さ過ぎる
僕らはそれを見て 一同大笑い 個性があればあるで 抑えつけるくせに


すごい皮肉だけど、学生時代とか、そう思うことがあるのではないか。

それに、今だっておんなじようなこと、あるんじゃないかと思うが、少なくなってきているはずだ。

今は、逆で個性がなければ目立たないし認識してもらえない。

個性があることが価値となる、素晴らしい時代がきたんだ。

完全なる持論だが、この曲がでた当時はきっと、どこを切っても顔が同じ、金太郎飴人間が重宝された。
しかし、こうやって自分のブログで好きなモノを、つまり個性を存分に発揮できるような、ソーシャルメディアが発達した時代において、
逆転の構図が実現した。

これは僕にとって本当にいい時代になった。
個性=なんだそりゃ、という雰囲気も経験した。



ブルーハーツが好きだってこともそうだった。


Mr.Childrenとか、すごいいいと思うけど、
その時に流行っている曲をファッションのように聴くっていう風潮が子供の頃にがあって、
そうはなりたくないというのがあった。みんな、ファッションで音楽を聴いていた。
今でもそう思うが、そういう奴が何の価値も提供できない時代になってきている。



好きなモノは好きでいい。


これは良いことだ。だから、堂々と好きなモノは好きだと言い続けていくべきだ。


でもこうやって、ロクデナシだと言われてきたヒロトやマーシーだって、最終的に
こうやってロックンロールを謳歌して、その頃馬鹿にしてきた奴らと比べれば楽しい人生を
送ってるわけだし、

「ロクデナシ、世にはばかる」


ってかんじですね。



posted by 荒井コウスケ at 07:00 | Comment(7) | YOUNG AND PRETTY(2th Album) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月09日

キング・オブ・ルーキー(作詞・作曲:甲本ヒロト)





これは一説によると、ヒロトの弟で俳優の「甲本雅裕」さんに向けて歌われているとか。



まだ俳優のたまごでなかなか世にでられない時期だったのだろう。それにしても甲本一家すごいな。歌手と俳優って。

そのまま、自分もまだ周りから評価されていない時に聴くと、ゆるい雰囲気の中で奮い立たされる曲。

この曲の主人公は、なんとなく野球少年のイメージ。バスケとかサッカーも考えられるけど、なんか野球な気がする。

コーチがいるっていうのが、学校だったとしたらなかなかの強豪校なのだろうか。

もしくはプロの選手?謎である。



選ばれなかった今日も レギュラーメンバーに

監督 コーチも 全く見る目がないなあ




 

OH キング・オブ・ルーキー

& クィーン・オブ・ビューティー

恐るべき 未熟者

OH キング・オブ・ルーキー




このサビについて、クイーンオブビューティーというのは、ただの語呂合わせな気がする。深い意味はなく。「キングオブルーキー」に少し発音が似ているところだろう。



 

宇宙は僕等が考えてるよりずっと

透明でフワフワゴキゲンに続いてるんだ




ここで急に宇宙の話が出てきたのはなぜだろう。

ものすごーく深読みすると、主人公の「俺だけが知ってるぜ感」を表現しているのではないかと感じられる。

監督もコーチも、自分の実力を知らないのと同じように、宇宙だってみんなが考えてるほどのもんじゃないんだよ?っていう。



何か想いを内に秘めた少年の気持ちをこの曲全体から感じる。

ただ、この「透明でフワフワ ゴキゲン」というのがいまいちピンとこないけども。



ヒロト語の中でも特に解釈が難しいところだ。そんな深い意味ないかもしんないけど(笑)


メビウスリングをちょんぎって見せてやるんだ

今こそ本当の無限を見せてやるんだ




メビウスリングは無限の象徴と言われていて、きっとここでもその意味で使われている。

無限のマークはメビウスリングを表しているらしい。

つまりそう考えると、既存の無限というものを打ち破り、みんなが知らない「無限」を見せてやる、と、これまた「俺だけが知ってるぜ感」を表現している。



この曲のテーマは「俺だけが知ってるぜ感」に終始重きを置かれている様だ。



それにしてもスケールがでかいな。

本当の無限を見せる、ってどういうことだろうか。自分に相当自信がある人とみた。



でもこれって、ブルーハーツが最初誰にも知られていない状態から一気に世間に広まるまでの、その時のヒロトの「いいから見てろ」感も含まれていると思う。



売れていない頃から、ロックンロールに確信を持っていたのだから、そのヒロトが自分の作る歌について自信を持っていたのは間違いないだろう。

これまた、あまり聴かない方の部類の曲であったが、今回改めて聞いてみるとおもしろい一曲でした。

途中でヒロトが歌ってるときに笑ってるのを発見した。

2番の「透明でフワフワ」のところ。これはレコーディング中になんか面白いことがあったのかな。

謎である。



そしてこの曲が最近取り上げられたのが、「THE ROLLING GIRS」という2015年1月に始まったアニメの第1話のタイトルとして。「キングオブルーキー(恐るべき未熟者)」と題されていたので、ブルーハーツを意識していたのは間違いない。



てかこのアニメの製作者、絶対ブルーハーツすきだよ。

各回のタイトルが全部ブルーハーツの曲名(笑)

詳しくはWikipediaを参照↓




挿入歌も「月の爆撃機」「脳天気」「人にやさしく」「夢」など、わかってる感じのチョイスww

アニメとかあまり興味ないのですが、ちょっと見てみたいなと思わされました。

参考までに、オープンニングで「THE ROLLING GIRLS」にカバーされた人にやさしくです↓

posted by 荒井コウスケ at 07:00 | Comment(6) | DUG OUT(7th Album) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする