2014年10月27日

旅人(作詞・作曲:甲本ヒロト)

過激な内容のためPVが禁止になった曲。




一般的にはあまり知られていないが、ファンの中ではよく歌われる。


あのライブドア事件で有名な堀江貴文氏もよく歌うとのことで、
メルマガの中で質問をしたところ、回答を頂いた。

Q.自分はブルーハーツ好きで、堀江さんのメルマガにたまにブルーハーツが出
てくることがあるのが嬉しいのですが、「夢」以外の曲だと他に何がお好きで
いらっしゃいますか?

A,『旅人』『青空』あと、ハイロウズですけど、『日曜日よりの使者』あたり
はよく歌います。


軽快なテンポとメロディで構成されている、そして内容は今の日本の
ことを指しているようになってきた。

というのは出だしはいきなりサビだが


プルトニウムの風に 吹かれていこう



という強烈な内容ではじまる。発売されたのは90年代半ばだから、
今回の東北の一件を表しているわけではない。


いずれ解説するが、「チェルノブイリ」という曲もあるので、
原発について何か感じていたのは間違いない。


そしてこれは、チェルノブイリ原発事故のことを指していると思われる。

しかし当時から示唆されていた、反原発のことなのか、真意はわからない。


プルトニウムまみれになった地球で、嘆いてももうしょうがないから、
プルトニウムが吹いていようが、そこに吹かれて旅を続けようじゃないか、
というある意味開き直ったような心情で歌われている。

もしくは、仮にプルトニウムまみれの世界だって、旅はやめないよ、っていう固い決意のことかもしれない。



桜のトンネルや悪魔の通り道
川を渡ったり山に登ったり

あらゆる探険やあらゆる冒険の
登場人物に憧れて




この詩は、きいているこっちをワクワクさせる。
メロディと軽快なテンポが、この気持ちにさせる。

桜のようなきれいな場所も、悪魔がいるような場所も
全部ふくめて冒険なんだ。

かっこいい、あのヒーローに憧れて、僕も僕の道を行くんだ、
そういう決意を感じる。



旅人よ 後ろには 出来たばかりの 道がある



この表現は、自分が通ってきた場所こそが道なんだ、っていうのを言いたいんだろう。

道が用意するされているんじゃなくて、自分の行く場所が道だという。


次からの流れが個人的に超好きだ。


導火線に火がついたのは いつだったろうか
中学生の頃か 生まれる前か

爆発寸前の火薬のような レコードが
好きだった



自分の心の導火線に火がついた時期なんてとうの昔に忘れた。
でも実際火がついている。まだ燃えているぜ、っていうメッセージ。


ただ、ヒロトで言うならこれは初めて聴いた時に涙があふれて止まらなかったという
ラジオから流れてきたマンフレッド・マンの「ドゥワディディディ」のことじゃないかな。




その続きもロックンロールに心を奪われた少年の一節のようだ。

爆発寸前の激しさを内包しながら、響き渡るレコードの音が好きだったなぁという思い返し。




そしてこの曲の中で旨みを感じる部分はこの表現


世界のてっぺんに たどりつけるぜ アイデアたっぷりやり方バッチリ
強烈なインパクト 第一印象で みんな幸せになっちゃうような



この部分を、堀江氏も講演では引用して表現していた。

「ブルーハーツの『旅人』という曲に、『みんな幸せになっちゃうような』という歌詞がある。
その歌詞が好き。僕も、みんなが、ここにきていない人たちみんなが一瞬で幸せになっちゃうようなことをやりたい。」



堀江氏はロックだと思う。このへんに共感しているところとか。やりたいことやってるところとか。
まあロックが何かって言われるとよくわからんけど。



旅人よ 計画通りに いかないことがたくさんある



この一節が言いたいがための曲とも解釈できるかな。

結局、なんだかんだいろいろ言ったって、計画通りにいかねえからさ、って言われてる。
それも全部許容して生きてこーぜ、っていうメッセージ。



曲の途中で
THE WHOの最も有名な曲
「My Generation」が挿入されている。
この原曲が聞きたいために、THE WHOのアルバムを借りました。
良かったのですが、まだわかりませんでした。

http://youtu.be/594WLzzb3JI

僕はロックの中でも、日本語が好きなんだな、ってのがわかりました。


ちなみに、なんて言っているかというと
「Hope I die before I get old」(老いる前に死にたい)だそうです。

知ってる人同士でカラオケで歌うと盛り上がります。



ものすごいポジティブな曲だと思う。


悲観的な状況から、なんとかポジティブを見つけていこう、っていう感じ。


つまり、元気がたくさんもらえる曲です。

posted by 荒井コウスケ at 07:00 | Comment(4) | STICK OUT (6th Album) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月20日

緑のハッパ(作詞・作曲:甲本ヒロト)

https://www.facebook.com/theblueheartsallsongs?ref=hl

このブログのFacebookページを開設しました^^
良かったらイイね!お願いします!!更新情報の他にブルーハーツに関する発言を載せます。
それからこちらへの感想の投稿やブルーハーツに関することの投稿をお待ちしております^^



これは僕らが生活をしているこの地球を想ってつくられた歌だろう。

まあ まあ まあ が何を意味しているのかは不明(笑)

ヒロト特有の、意味を持たないけどしっくりくる言葉、だろう。



地球は何人乗りだ まあ まあ まあ
定員オーバーだったら ブー



人口爆発のことを言っているだろう。
これが発表された当時からも、もっと増えて今は70億を突破している。

もう既に定員オーバーかもしれないが、一説によると90億を超えた時点で、
地球の資源は人口爆発によって枯渇する危険性が増えるらしい。

つまりはこの曲の重要性が問われてくるかもしれない。

その後のフレーズもこの人口爆発についての例えである。


四ツ葉のクローバーが 足りなくなっちまうぜ
まあ まあ まあ



四つ葉のクローバーというのは幸せの象徴だから、
幸せを貰える人が、そんな人口が増えたら足りなくなっちゃうよ、
という警告なのかもしれない。

このへんの表現は秀逸。

単に直接的なメッセージ、
「人口爆発を抑制する必要がある」

という1行のメッセージを、
含みをもたせた表現で、受け手にいかようにもとれるフレーズで、
表現している。

ヒロトは、そういう言い回しが本当にウマイ。




謎が謎を呼び 回る緑の葉っぱ



この緑のハッパというのが地球のことを暗に意味している。

回る、というのが自転のことだろう。

謎を呼ぶ、というのが人類の課題のことかな。
何かがわかってくると、またわからないことがどんどん出てきて、
それで地球は回り続けている。

そもそも宇宙ってなんだ?っていのが、天動説がわかって、
天体観測して、アポロが月に行ったり
ブラックホールとかがでてきて、どんどんわかんなくなっている現象だ。


荷物はちっちゃいほうが まあ まあ まあ
ポコチンでっかいほうが まあ まあ まあ



このフレーズは、ヒロトが単純にポコチンでっかいほうがいいという
ことを言いたかったがために、対比として荷物を持ってきただけで、
遊び心を感じる。


この歌で名言だなと思ったのが次のフレーズ。


ルール破っても まあ まあ まあ
マナーは守るぜ まあ まあ まあ


これはいいですね。
ルールに縛られないで、本当の意味で人との関係に重要な
マナーを重視する、っていう考え方。

逆に、ルールは厳守するけど、マナーがダメな場合ってあるじゃない。
そういうのは本末転倒だと思いますよね。

マナーが大前提だから。


気軽に聴けるけど、よく聞くと深い意味を感じられる歌です。




posted by 荒井コウスケ at 07:00 | Comment(3) | DUG OUT(7th Album) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月13日

チェインギャング(作詞・作曲:真島昌利)



世界中で愛されるべき懺悔のうた。



チェインギャングとは、特にこういう言葉があるわけでなく、マーシーの造語。
個人的なイメージでは鎖に繋がれた囚人のイメージを感じる。



この歌は、マーシーが自己嫌悪になった時に作られた歌らしい。
そういったような気分を自分が匂わせている時に、心に響くだろう。




出だしからそれは強烈である。



そして、これにやられた!というファンも多いはずだ。



マーシーのあの独特のしゃがれ声から生み出される
ハスキーボイスに。




僕の話をきいてくれ 笑い飛ばしてもいいから
ブルースにとりつかれたら チェインギャングは歌い出す



ブルースとは「憂鬱」を表す。

そして「チェインギャング」という言葉は

鎖に繋がれた囚人のことである。


自分の息苦しく生きているその状況を、囚人の苦しさに例えている。



仮面をつけて生きるのは 息苦しくてしょうがない
どこでもいつも誰とでも 笑顔でなんかいられない



このフレーズ、かなりガツンときた。


間違いないな、と。



特に、その意味がわかってきた時に。



小学生の僕ならば、その意味が全く分からなかっただろう。
たぶん、仮面=祭りで売っているお面の事だとしか思えなかったはずだ。



中学生ぐらいの頃から、みんな心に仮面をつけて生きていくのがわかってきて、
少なからず自分もそういった状態になってきたから、
それが息苦しいなあと、素の自分のままではそうそううまくはいかないんだ、
ってわかってきてたから。


そこに抵抗するような、その後のフレーズが光っている。
どんな時だって笑顔でいられるほど大人じゃないんだよ、っていう、
少年の叫び。そこには、ネガティブな要素ではなく、
嘘をつき続けて生きていて、寂しくないかい?っていうのを突きつけて来るような
一節だ。




人をだましたりするのはとってもいけないことです
モノを盗んだりするのはとってもいけないことです
それでも僕は騙したり モノを盗んだりしてきた
世界がゆがんでいるのは そんな僕の罪のせいだ


この部分が秀逸すぎる。

こんなことを、こんな感じで思ったことがあったからだ。

いけないとわかっててもやってしまったことがあるから、
それに対して自己嫌悪に陥って、
世界が汚いんだって嘆いたとしたって、その汚さを自分が持っているじゃないか、
自分こそ正しいことだけをやれたわけじゃないってこと。

つまりは嘆いているのは世界に対してではなく、
正しくない自分がそこに存在しているその状況だ。


こういった、懺悔のようなフレーズが続いたあとに、
光を射すのは前向きな次の歌詞だ。


生きているっていうことはかっこ悪いかもしれない
死んでしまうということはとってもみじめなものだろう

だから親愛なる人よ その間にほんの少し
人を愛するってことを しっかりとつかまえるんだ


ここで、決定的な心境の変化がある。

今までは自分を行いについて振り返り、その状況の苦しさや抵抗を歌っていたが、
ここでは生きていることがかっこ悪いかもしれない、と状況を認め始める。

それによって救われてきているのだ。

かっこ悪くちゃいけないんだ、と思っていた少年の心が、
かっこ悪くてもいいから、生きていたいんだ、と。

その状況からの死んでしまうということが、みじめだと言っているんだ。

死ぬというのは、生きているよりみじめなんだ。だから、生きていていいんだ、というような。

死は正解じゃないんだ、という自らの命を絶ってしまうような状況の人に聞いてほしいセリフだ。


だから、そんな中で大事なことをつかまえるっていっている。人を愛するってことが、
今は何なのかわからなくとも。


その状況を、すべて一節にまとめたフレーズが最後

一人ぼっちが怖いから 半端に成長してきた


う〜〜ん、これまた言えてるなぁ〜。


そこには完璧に成長したかった、理想と現実のギャップに打ちのめされてる、途中の
青年の姿が思い浮かばれる。

ひとりぼっちが怖くなければ良かったのに、でも人間だから、ひとりぼっちは怖いもんだよな、
っていうのが少し心情で読み取れる。



SMAPの中居くんは、自他ともに認める
ブルーハーツファンだがこの曲をしゃがれ声で歌っていた。

(香取慎吾が中居くんの車にのるとブルーハーツしか
かかってなくて飽きるとぼやいていた公言あり。)






中居くんは、今となっては国民的大スターだけど、ブルーハーツが響くってことは、
きっといろんな葛藤があって、人より器用にこなせない部分があって、
それを乗り越えてきたんだと思う。

ブルーハーツ響く人は、すごい繊細じゃないか。

でもそれを成長で乗り越えて、強靭な精神力を身につけるんだ。

と、いちファンの勝手な見解のように捉えてもらえればいい。

中居くん好感持てるのは、こういう飾らないところだな。

それに、歌下手とか言ってるけど、魂こもってるからそれでいいんだよね。
posted by 荒井コウスケ at 07:00 | Comment(10) | YOUNG AND PRETTY(2th Album) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする